ドローイング


建築の完成予想図、パースを描くお仕事をさせていただきました。
インテリアの完成イメージスケッチは、いつも自分で描いていましたが、大型の建築物の外観は手がけた経験はありません。しかも水彩画で描くようにとの指示です。いつもは色鉛筆で彩色していたので、画材としても経験がありません。
この頃は、建築の完成パースは、ほぼ100%コンピューターグラフィックスで描かれるので、手描きで描いてくれるレンダラ―はいないそうです。
依頼を下さった建築家の方は、どうしても手描きのパースで、プレゼンテーションしたいのだとか。
やったことのない、そんな仕事を引き受ける方が無責任なのでは・・・、と悩みましたが、ぜひ、ということで引き受けてしまいました。

時間だけはたっぷりいただいたので、かけられるだけ時間をかけることで、経験のなさを補う作戦です。
それしかできません。

drawing
   いつもと違うデスクの風景
   描いているのは4,500㎡の老人福祉施設、6枚目の着彩をしているところです

下絵はコンピュータグラフィックスデザイナーの方に描いていただき、それを水彩用紙に転写して着彩しました。
水彩画は学生の時以来で、30年振りに絵筆を持ちました!

1枚目:下絵の完成を待つ間、適当な素材で水彩画の練習。出したい色が全然作れない。
2枚目:12色のセット絵具ではなく、初めからニュアンスのある色材を買う。まだ時間はかかるが、だいぶ色は出るようになった。しかし筆使いが、自分でがっかりするほど雑。
3枚目:下絵が出来、本番の始まり。まだまだ荒っぽい表現ながらも、描き進める効率の良い手順が分かってくる。
4枚目:平筆、丸筆、面相筆の使い分けが分かってきて、繊細なタッチができるようになってきた。また、溝引き定規が使えるようになって、シャープな表現になり、建築パースらしくなってきた。
5枚目:絵の具の調合がだんだん早く、的確になってきた。そろそろ完成にしたい。
6枚目:とおもったら、まさかのアングル変更(p_-)、下絵をやり直してもらい、初めから描く。使用した水彩紙クラシコファブリアーノは、しっかり乾くと、ぐんと発色が良くなるクセがあることをここで発見。色の彩度を1、2段階落とすと、ちょうど良い落ち着きの仕上がりになることがわかった。

アングル変更の時は、がっくりきてパワーゼロレベルになりそうでしたが、何とかもう一度ネジ巻いて6枚目を描きました。
結果、そこで紙の性質に気付き、6枚は必要枚数であったと思うのでした。
あと面白い発見がありました。脚を組んでいると、筆がスムーズに動かないのです。絵は、手だけで描いているのではなく、体全体で描いているのですね!えっ、これジョーシキでしたか?

先日、無事に納品いたしました。臨時収入もあってうれしいにゃん(*^-^*)
   

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