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旧暦 Lunar-Solar Calendar


今年の初めに、七草粥というものを生まれて初めて食してみました(記事11/01/07)。『たまにはこんな、昔ながらの行事もいいものだな』と思いながらも、頭の片隅では小さいエラー音が聞こえていたのです。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、これらが真冬に咲いているわけがなく・・・。
ぼんやりとそのエラー音を気にしていたら、新聞に「旧暦と暮らす【スローライフの知恵暦】松村賢治著」という本の書評を見つけました。
そうです。「1月7日に七草粥」は旧暦の行事なのでした。はて、改めて考えて『旧暦』ってなに?〝旧い〟時代遅れのカレンダー?疑問と興味が重なって、書評に紹介されていた本を読んでみました。(書評を見つけたのが1月、本を購入したのが4月、読んだのは5月です。スローライフ、ではなくただのスローモー)

暦に〝旧〟なんてついているものだから、考えもせずに誤解していたことがわかりました。
現在使用されている暦が太陽の運行を基準にした「太陽暦(グレゴリオ暦)」であるのに対し、「旧暦」は月の運行を基準にし、合わせて太陽の運行も取り入れた「太陰太陽暦」のことを言うそうです。
明治5年に太陽暦を国暦として改定した際、便宜的に〝旧〟暦と呼ばれただけで、現在でも「農暦」や「自然暦」として活用される、とても実用的な暦なのだそうです。

「太陰太陽暦」は、新月から満月そして次の新月までを1ヶ月とする月の運行が基準ですから、1ヶ月は29日か30日で、1年は354日、太陽暦に11日足りません。そこで19年に7回「閏月(うるうづき)」を入れ、1年を13ヶ月にして補正するのだということです。その閏月はある規則に従って入れられるのですが、その年によって春だったり夏だったり、入る季節は一定にはなりません。
え~っ!では、8月が2回ある年は夏休み2回とってもいいの?〝実用的〟〝合理的〟とはちょっと思えません。
しかし、本を読み進めるうちに、こんなことが書かれていました。

夏に閏月が入ると、その夏は平年より長くなり、不思議と『長くて暑い夏』になる/自然が、まるで旧暦をなぞってやってくるかのようだ/
年が始まる1月1日(いわゆる旧正月)も大きく変動し、早い年は新暦の1月22日、遅ければ2月19日と、28日も差がある/旧正月が遅い年は、春の訪れは遅いが晩春の気温の立ち上がりが早く、花の開花は早くなる/季節はその差を克服して旧暦に準拠してくるようだ/
過去2000年の旧暦を調べると、20世紀100年間の閏月は夏に集中がみられる/地球温暖化、異常気象といわれるが、旧暦は天候の変動を予測しているようだ/

ということは、「今年は暑いから夏休みを長くしましょうよ」と上司に訴えても取り合ってもらえませんが、「閏月があるから2回休みましょうよ」というのはもっともなのだ。

一見不合理に思えた旧暦は、月と太陽と地球の動き、宇宙全体のダイナミックなバイオリズムを、人智によって正確にとらえたものなのかもしれません。
あいまいでひとくくりにしづらいものをどんどん切り捨て、ノイジーさをクリアカットされた、つるつるでぴかぴかのものばかり残っていく現代。欠けることのない太陽だけを見る「太陽暦」は、それと似ているように感じました。

calendar 2
   満月のあかりを点けて
   今日新暦5月18日は、旧暦では4月16日となり、満月の次の日です

旧暦にとても興味が湧いてきたので、さっそく本に紹介されていた「旧暦カレンダー(大阪南太平洋協会発行)」を取り寄せてみました。
カレンダーの中に月の満ち欠けが表現されていて素敵です。グレーの丸は新月で1日、黄色の丸は満月で15日(または16日)、3日の三日月、上弦、下弦の月、一三夜の月。もうそれだけでいいなぁ~。
太陰暦が月の運行を基準にしていることが、暦を見るだけでよくわかります。

『新暦で7月7日の七夕をお祝いすると、まだ梅雨があけずせっかくの夜空が雨で見えなかったり、幸運に晴れても、その日の月が満月だったら明るくて星は見えません。旧暦(新暦の8月6日)でお祝いすれば梅雨も上がり、7日の夜は必ず上弦の月の前日で半月、夜の10時過ぎには西の空に沈みますから、天の川を見る邪魔にはなりません。』
旧暦に親しむと、豊かな四季によって培われた日本人の感性が、よりいっそう磨かれることをこの本が教えてくれました。
「旧暦の行事」とは「旧暦」を知らなかったら意味がなく、「旧暦」を知れば、そのたおやかに移ろう季節の美しさが何倍にも増してくるように感じます。

今夜も月を見上げてみよう。
月の満ち欠けと、太陽と、地球の自転。人の暮らしが宇宙とシンクロしているなんて、なんてステキなんだろう!
   

COMMENT

旧暦・・・日本人の生活の原点を感じますね!

 芽吹きと共に、すっかりお元気になられたようですね。 良かったです!  (今頃ですが・・)

 プログはいつも拝見していました。
もう日課のひとつになっています!
しばらく更新されていない時は、どうされていたのかと思っておりましたが、お身体がすぐれなかったとのこともブログで知りました。
 
 さて今回の旧暦カレンダー、私も購入してみようかと思います。 元々日本古来の習わしというか、季節ごとの風習を生活の中で普通に行って育ってきましたので、あらためてその意味を本来の暦に従って今年は実行してみようかと・・・。

 いつも素敵でほっとするような写真と活動的な内容で私も癒され、叱咤激励されていうような気がしています。
これからも、楽しみにしていますよ!

Re: 旧暦・・・日本人の生活の原点を感じますね!

yukariさま
ご訪問いただいていたのですね。ありがとうございます。
更新が滞っていた時は、ちょっといろいろしんどくて、実はやめてしまいたい気分でした。
励ましのお言葉が、とても胸に沁みました。これが今のわたしの「仕事」と思って続けます。
どうぞよろしくおねがいいたします。

さて「旧暦」、なんだか見ているだけで楽しいですよ~
カレンダーを購入されるなら、ぜひ本も読まれることをお勧めします。
わたしが読んだのは、ビジネス社から出ている単行本だったのですが、その後に出版された同名の文庫版(文芸春秋社)の方が内容を刷新されたものになっているそうです。
カレンダーは(社)大阪南太平洋協会にメールで申し込めます。1部1660円(送料共)
info@aspa-osaka.com TEL:06-6376-1151

ご報告します!

 ご紹介いただいた「旧歴カレンダー」とamazonで購入した「旧歴と暮らす」が同日に届きました。(先週の土曜日なのですが・・・)
カレンダーはすぐに開いて、どきどきしながら気になる月日を確認して、「なるほど・・・、ふうん!」とひとり感嘆しましたが、本の方は仕事に追われてなかなか開くまでには至っていません。
 先ほど少しだけ前説を読みましたが、もうすぐにでも続きを読みたい衝動にかられています。
私の場合、読書を始めると徹夜してでも読み切ってしまいたい体質なので、それを抑えるのが一苦労です。
それこそ、スローライフに反しますよね。
また本を読み終わったら、感想を報告しますね。

 因みに、今年大台に乗る私の誕生日は、旧歴の葉月十六夜です。 しかも大安・・・。なんだか嬉しくなってしまいました。 

素敵な出会いを・・ありがとうございました。

Re: ご報告します!

旧暦仲間が増えてうれしいです。
江戸っ子な感じのコメントがyukariさんらしくて、ふふっです。
そうだ誕生日、わたしと近かったんでしたね。そして大台に乗りますか、ついに。ところでどの大台だったっけ?マダマダですよ、そんなの踏切板ぐらいじゃないの。

オカルト旧暦教

旧暦の仕組みをよく知らないことで有名な著者が書いたトンデモ本を真に受けないように。
そこから導かれる説はオカルト旧暦教と笑われています。
http://koyomi.vis.ne.jp/doc/mlwa/200703100.htm
http://koyomi.vis.ne.jp/doc/mlwa/200703110.htm

Re: オカルト旧暦教

ご忠告、承りました。

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ご了承くださいませ。
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