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  • 2013/12/26/Thu 17:28:10
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  • CATEGORY:家育て

林業家


今年の冬の始まりは早かった。
雪が2、3回降っただけで、あっという間に真冬の景色に変わりました。
家の裏のスキー場も21日にオープンしています。
いつもなら、お正月に滑られればバンバンザイなのに。

先週末の大雪のあと、またしても近所で倒木が相次ぎました。
やはり森庭の伐採をして良かったと、胸をなでおろしています。
前回の伐採の記事を書いたときは、まだ『あー、こんなに伐っちゃって…』と踏ん切りがついていなかったのですが。


その伐採の時のこと。
林業家の方たちの、早く確実なお仕事ぶりに感嘆しました。
危険と隣り合わせで、間近で見ていてハラハラドキドキしてしまいました。
森庭の木は、おそらく10mぐらいのものもありましたから、誤って建物に倒れ掛かれば屋根が壊れてしまうだろうし、何より伐採作業する人間が危険にさらされてしまいます。
作業する方たちは、すごく集中されていました。

本当に驚いたのはその技術です。
だってね、右に傾いて成長している大木を、建物などを避けて左に倒すんですよ!!!!
林業家の方にとっては当たり前なのかもしれませんが、10mもあるものをですよ!!!!
しかも、倒そうと思ったところに、1mとずれないんですよ!!!!
建物だけでなく守りたい樹もありましたから、「アノ樹とアノ樹の間に倒そう」なんて打ち合わせしながら作業されていました。


《樹木伐採の手順》

まず樹木の倒したい側に、受け口という楔形の切り込みを、チェンソーで入れます。
楔形は、下は水平に、上が切り込む形になっていて、樹の太さの3分の1から4分の1ぐらい。

それから、受け口の反対側に、追い口という切り込みを水平に入れます。

受け口と追い口の切り込みの間に切り込みのない部分を残すのですが、その部分を「つる」といい、「つる」の残し方で倒れ方が決まるそうです。



言葉で手順を書くと、たったこれだけ。
しかし、その切り込みの微妙な角度調整で、自由自在に思う方向に倒していくのです。
単純な手順だからこそ、一つ一つの手順を繊細にこなさなくてはいけないのです。

作業はアートのようでした。
感動しました。

もうひとつ、鳥肌が立つほど感動したことがあります。


伐採していただく前日に、親方が一人の職人さんを連れて、下打ち合わせに来てくださいました。
その打ち合わせが終りお帰りになる時に、ちょっとした事件、いや事故が。
職人さんがバンをバックさせたとき、電柱に車をぶつけてしまい、電線をユサユサ揺らしてしまったのです。
幸い電柱には傷がつかなかったのですが、私の心に一抹の不安がよぎりました。
『危険な作業なのに、うっかりさんのコノヒトだいじょうぶなの?なんだかボンヤリしてない?』

翌朝、昨日の方を含め3人の職人さんが来てくださいました。
親方は他の現場に行かれたので、リーダーの方と昨日のうっかりさんも一緒に、もう一度作業の段取りを確認しました。
私の心にはまだ若干の懸念が残っています。

そうして作業の始まりを見守っていると、職人さん達は身支度を整え、まずなさったこと。
三人三様道端に腰を下ろし、黙々と各々のチェンソーの歯を研ぎはじめられたのです。

森の中に、シュッシュッ、という金属を研ぐ音だけが小さく響いています。
3人は無言のまま、道具に向き合っています。
自分の道具と対話をしているよう。
その様子は、仕事の前に道具に魂を注ぎ込む、まるで神聖な儀式のようでした。


『ブログになんか載せちゃったら面白かろう』とカメラを手にしていた私は、そのシンとした緊張感にただただ圧倒されてカメラを向けることなどできませんでした。

それから1ヶ月も経っているのに、あの時のことを思い出すと、また震えと涙が出てきます。


そして作業が始まり、例のうっかりさんにまたまた驚かされました。
エンジンがかかったチェンソーを持つと、別人のように変身されたのです。
一番繊細さを必要とするポジションで、生き生きと作業されていました。
私には見抜けなんだ。その方の本質。
うっかりさんだなんて見下して、本当にごめんなさい。
もう、自分が恥ずかしい(>_<)


林業家の皆様、お疲れ様でした。
おかげさまでこの冬は安心して暮らせます。

そして素晴らしいお仕事と、感動をありがとうございました(*^o^*)/






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